ご挨拶


不動産、特に土地は人間の生活と活動に欠くことのできない基盤であります。この土地に対して、我々人間が働きかけることによって日常生活や経済活動が営まれ、一般の物とは異なり地理的位置が固定しているために、個別性(稀少性)が生じ、さらにその特性(有用性)から土地を取得しようとする動機が働き、その対価として土地価格に反映されるというメカニズムが、土地と人間の一連の関わり合いとなっています。
不動産という言葉は、一般的に土地と建物を連想しますが、何となく高価で手に入れにくく、何か不透明なもの(見えないもの)があるのではないかといった不動産にまつわる話も多いと思います。
これは不動産が本来的に持つ効用(利用価値)や価格が日常的に正しく伝達(公開)されていないことに起因しています。
人間にはそれぞれ違う顔があるように、土地にもそれぞれ多様な顔(個性)があります。そして価格も売る側、買う側の動機により、それぞれ異なるのが通常です。
このように不動産は多様で複雑な面を持ち、情報の入手状況等でその中身が見えないまま利用や処分の対象となったりすると、思わぬ結果を招き一生を左右する原因にもなったりします。当事者になる場合は、十分に注意を払って対処しなければなりません。
不動産の鑑定評価は、見えざる情報(地盤の状態、法規制等)を明らかにし、高度な専門的知識と豊富な経験に裏付けられた的確な判断力により、対象となる不動産の価格形成要因を詳細に分析・検討して、適正な経済価値を判定し、評価額を提示するものです。不動産鑑定士は、この鑑定評価活動を通じて、社会的に重要な役割を果たすとともに、不動産の適正な価格の形成に寄与しています。
当社は、昭和52年(1977年)の開業以来、30有余年、激しく変化する時代の中、これまで培ってきた専門知識と経験を生かしつつ、不動産鑑定・コンサルティング業務を通じて、不動産の価格及びあり方について多種多様なニーズに即した有用な情報提供ができるよう常に心がけてまいりました。お陰様で、鑑定評価、不動産調査報告、コンサルティング等の受託件数は10,000件を超え、多くの皆様から絶大なる信頼をいただき、着実に実績を積み重ねてきたところでございます。
不動産を取り巻く環境は年々厳しさを増しておりますが、当社では不動産を巡る様々な局面において、変化する社会的要請に迅速に対応できる体制を整え、今後とも皆様のご期待に沿えるよう社員一同、一層の専門的技術の研鑽・向上に努め、社会に貢献できる鑑定機関を目指してまいります。
株式会社 みちのく鑑定事務所
代表取締役 鈴 木 泰 雄



